大盛りへの憧憬

子どもが産まれ、子どもが産まれるまで知らなかったことが押し寄せている。

 

その中でもわりと地味なやつで、「授乳をしているお母さんは通常の1.5倍くらい食べる(べき)」ということがあります。とにかくお腹が減る。

それによって、憧れの世界を垣間見ることができました。

 

思えば子どもの頃から、大食い番組が好きだった。街で外食すれば、どこかのテーブルへと運ばれる「大盛り」が羨ましい。

たくさん食べる人は、魅力的。

たくさん盛られたごちそうは、素晴らしい。

私は元々、ごはん少なめ を頼む一派ですので、そんな夢の世界を目を細めて眺めるしかないのです。

 

しかし今、夢の世界への切符を、思わぬ形で手に入れた。

今の私は大盛りを頼める。味玉サービス券を使える。ajito ism でリゾットを食べられる。まさかとは思うが、ビュッフェで元が取れることもワンチャンあるかもしれない。

 

授乳期間というタイムリミット、子連れというハンデ。しかし確実に、私は新しい地平線に立っている。 

片手には小腹が空いた時のために、薄皮クリームパンを持って!

 

 

 

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*ajito ism はおいしいラーメン屋で、食べ終わった後に「リゾットください」というと、食べ終わった器にご飯や卵や追加つけダレなどを入れてくれ、旨いに決まっていますが、少食の人は並完食もけっこうギリギリなのでリゾットは絶対食べられないことで知られています