生きてる

なんかまあ、生きている。それは病院の人や公務員、物流やインフラ、いろんな人のおかげであり、自分の頑張りによるところはごくごく少ない。「ありがたい」というほかない。自分がこの状況に対して貢献できることも僅かなので、できる限り寄付をして、家にいる。

 

買い物は、なるべくまとめて、世帯に一人がやるとよいということで、呆れるほどの荷物を抱えて帰ることになる。今日はそれに加え米5kgがあったので、首肩がギンギンに痛くなった。

スターバックスの前を通りがかると閉まっており、閉まっていることは知ってたけど、なんだかショックだった。ウッ、と鼻がツンとして、うっかり悲観的になりそうになる。

 

献立のことを考えるのがしんどくなってきた。近所のうなぎ屋がテイクアウトを始めたので、毎日うなぎということにしたらどうだろうか。そうすると一食2,700円かかる。せいぜい週に1回だろうか。週一でうなぎを食う生活。週うな。

 

面倒なので風呂に3日入らないでいたら、具合が悪くなった。体温調節がうまくいかず、寒くなったり暑くなったりして、最終的には風邪のようになった。風呂に入って寝たら治った。風呂は大事。

 

夕方公園に行くと、いつもなら学校や学童、友達の家、塾に行っているような世代があふれている。そんな中でも、なぜか人気(にんき・ひとけ)のない公園や、川沿い運河沿いの遊歩道など、人があまりいない場所というのは意外とあって、探し当てると嬉しい。

見つけられないときも、子供と一緒にただブラブラ歩いて知らない路地に入り、私はけっこう喜んでいる。

 

子供はYouTubeを一日中みていて、私としては、別にええやんと自分に言い聞かせている「理性」みたいな部分が弱くなってくると、「これではだめだ」みたいな気持ちになる。ほんとはだめだと思ってるふしがあるので、それが出てくる。子供本人も、「ほったらかしにされてる」とちゃんと感じているようで、テレビを見ながらも不満をあらわにするし、単純にテレビに飽きてきたのもあって、大声を出す・叩く・ハンスト などの蛮行がめだつここ数日だ。

……みたいにドライを装っているが、精神的にはいっぱいいっぱいです。たすけて〜

 

そんなストレスもあって、いつもは飲まない酒も飲むし、まんがレンタルやKindleにどんどん課金している。ほんとはPS4でやりたいゲームがいくつかあるけど、ハードを買ったり、それを置くのがすごく面倒に思えて、やってない。そうやってどんどん、取り残されていく感じがする。やり始めたり進めたりする気力や時間がすごく、すごく少ない。

 

画面越しに、他の人の変化も気になっている。

普段は小難しい書評ばかりして高級店にばかり行く知人が、急に家で一生懸命料理をして、ラーメンを作った!おいしい!みたいのを毎日SNSに投稿してて、なんかいいなあと思っている。

いつもは殆どFacebookに投稿しない医者の友人たちが、現場の詳しい状況を投稿してくれるのもありがたい。

 

多くの人が急に政治批判をやるが、でもまあ普段やらないのでルールもマナーもあったもんではなくて、見ていてしんどいこともけっこうある。

もっとしんどいのは「今だからこそ!」みたいな感じで売り込みをかける勢で、お前が今安全地帯にいるのは誰のおかげだと思ってんだ、その人たちは今どういう状況だと思ってんだなどと考えてしまう。

…というようなことを愚痴ったが、あんま共感されなかった。

 

そんな感じで。なんとかやっています。そちらはどうですか。